第3部 その他の一般諾行事 その他の一般諸行事 この第三部に収めてある合計19節は、本書の特色ともいうべき部分であって、私の50有余年の牧会生活の体験から生まれたものである。教会生活上、いろいろな場合に遭遇することがあるが、この第3部に収めてあるものを応用すれば、だいたい間に合うと思う。第1部、第2部は主に牧師、教師が取り扱うものであるが、この第3部は、牧師はもちろん、教会役員、執事または幹事職および平信徒も取り扱うことのできる事柄である。このように、これらの諸行事は信徒が行うことができるので、信徒の家庭にも必ず本書を1冊常備して、信仰の実践生活に積極的な役割を果たすべきである。今日まで日本のキリスト教は主として頭脳的宣教に努力してきたが、本書は宣教第2世紀の第1年以後において、信仰を実社会の家庭行事として力強く生かすうえで、有力な役割を演じることを信じる。